金魚草とは、伝説のロックバンドである。
概要
元々は島村楽器のバンドコンテストの動画で、Youtubeでの公開日時は2012年8月である。
2014年4月11日、ニコニコ動画に転載投稿された。その5日後、4月16日に同じ内容の動画が別の投稿者により投稿され、こちらは演奏してみたデイリーランキング5位を記録。
そのプログレッシブな演奏は「めらんちょを超えた」とまで言われ、今日のバンド演奏の在り方に意義を唱えるまでとなった。
投稿された動画の演奏者が何者なのかは、「金魚草」でggrとふつうにでてくる。
現在152万再生されている人気動画です。
私も元気を貰える動画としてお気に入り登録しています。
今回は伝説のバンド金魚草の動画を「音楽に詳しい人」に見てもらい感想を頂きました。
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音楽の詳しい人に動画を見て感想を頂きました
現代的なハーモニーが特徴的な、大変ユニークな演奏です。
オリジナル「小さい恋の歌」のメロディーをそのままに、 ベースは執拗音型(ostinato)のようにして 続けることで、実に多層的、多軸的な世界観が構築されています。
ベース&ギターの粛々とした動きはが、ボーカルのエモーショナルな動きと全く相反しており、 逆に「静観」の立場をとっているようで、哲学的な意図すら感じます。
音楽は周りに評価されるものですが、一番大切なのは、演奏している本人が楽しいかどうかです。
私には彼らが楽しそうに見れたので良かったと思います。ボーカルには賛否があるかもしれませんが、私には何を歌っているか分かりました。
ベースの子供は小さいのにしっかり楽器を持って弾けてたくましく感じました。
ドラムやギターも、リズムがしっかりと合っているので、音程はともかく良いと思いました。
▶ギター18年:音楽専門学校卒業
ボーカルが途中まで普通に歌えていたのが凄いなと思いました。
2コーラス目に入ったときのギターが一本だけになったところのギターのコードは合っていたと思います。
でもそんなことより皆さんが楽しく演奏をしているのがとても印象的だったので、どうかこれからも楽しくバンドをやって行ってほしいなと思います。
ドラムやベース、ギター、ボーカルすべての一音一音の発音が丁寧で気持ちが込められているのが良くわかります。
すべてのパートが身勝手に走りすぎることなく主張しすぎずクオリティが一緒でバンドであるグルーブ感と1曲終わったときに未完成のアート性を感じました。
それはこれからの伸びしろや想像の余地があり聞く人の頭を刺激します。
なによりも演奏しているバンドのメンバーが全員楽しそうにしていること、音を奏でることとパフォーマンスすることの喜びが印象的です。
これはプロアマ問わず音楽をする人たちにとって最も重要なポイントです。
まず伝説のバンド 金魚草というネーミングが面白く、「小さな恋の歌」をきちんとリスペクトして演奏し、パフォーマンスしている感じが伝わってきて、仲が良さそうに演奏している感じがして、音を楽しんでいる様子がとても良いと思います。
演奏技術的には荒削りな感じが強くし、全体的に緊張していますが、赤いストラトを持ち演奏しているギターの子はお客さんに向けてパフォーマンスしている感じがして良いと思います。
経験を積んで行けばもっと良いパフォーマンスが出来ると思います。
皆が初心者であるにも関わらず、途中で諦めることなく一緒懸命に演奏していたと思います。
普通なら下手くそすぎて途中で演奏をやめてしまいたくなると考えます。しかし最後までやり遂げたことはかなり褒め称えられることだと思います。
音程をしっかりとろうと努力して歌うボーカル、リズムキープをしようと努力するドラムとベース、それぞれが自分の立場を考え演奏しようとしていたと思います。
楽譜通りに弾けばほぼ間違いなく成り立つと思われる選曲でありながらも、特にベースで言えば原曲の無駄をなくし「必死最低限の音数しか弾かない」という見事なアレンジが加えられています。
ギターは原曲のイメージとかけ離れた音づくりがされていて曲をコピーではなくカバーとして金魚草というバンドの特徴が色濃く反映された音楽になっています。
最後になんといってもMCをしているギターの方が音楽においてとても大切な観客を楽しませるということのために、精一杯拍手を煽っている姿が素晴らしいと思います。
▶エレキギター歴40年、ヘビメタバンドで活動中
初心者の集まりにもかかわらず結成4ヶ月でライブハウスに出演しようとする心意気はとても立派。
ビギナーの頃だと自分の音しか聞こえないと思うが、特にベースの男の子はとなりのギターを見ながら一生懸命に合わせようとしているように感じられる。
ステージ上ではテンションが上がってしまい人のことなど気にしていられなくなることも多いが、「余裕があるのかな」と感じられる。
これからもステージ慣れすることによってもっと良くなってくるでしょう!
▶3歳から14歳までピアノ
曲のはじまりのタイミングと、メンバーそれぞれの熱量がとても印象的でした。
ボーカルの声もどの世代にも愛されそうな低音、重音、しっとりした声質で、ずっと聴いていられると思いました。
今回演奏した曲自体、難易度の高いものなのに初心者の集まりで結成したというバンドが初めての曲で選曲したこと自体、私はすごく度胸があって肝が座っているなと思いました。
何をするにしても始めるにしてもこういう思い切りとか、気持ちってとても大事なことだと思います。
バンドを始めて数ヶ月でここまでのクオリティはすごいと思います。
▶ピアノ歴13年、ボカロp活動中
まるで芸術は爆発かとも言えるような勢いでこれこそ音楽は爆発だと言い切れる最高にロックなバンドでした。
勢いと情熱だけはどこにも負けないんじゃないかと言うほどの熱い音楽です。
ドラマーのシンバル使いが最高で他の音に負けない音を奏でています。
そしてベースのリズム感。ドラムとベースは一心同体と言われる事が多いのですが、この音楽はドラムとベースがお互いに引き立てあっています。
音楽で元気をもらう、勇気をもらうとはまさにこのバンドが奏でる音楽のことを言っているのではないかと思いました。
▶アルトサックス歴2年、テナーサックス歴10年
ボーカルに対して、コーラスの音程が全く合っていないし、音程外れてるけど、一生懸命に歌っているところは伝わってきます。
ドラムも、シンバルがちょっと鳴り過ぎでシャンシャンいいまくってるけど、まぁ何もないよりは全然いいかなと思う。
ギターも音作りはいいけど、バンド全体的なバランスとしてはもうちょい頑張ってほしい。
ベースは正直、何やってるか分からない。
とにかく皆楽しく、音楽やっているところには、こちらとしても気分的には良い。
▶ピアノ歴15年、ベース歴10年、クラリネット歴10年
全員が個性を出そうと演奏しているのが伝わってくる。
この年頃の男子は自己主張が激しく、目立ちたがり屋が多い。
大人のバンドならば「まとまりがない」の一言で一蹴されてしまうだろう。
しかし、若さというのはそれをもカバーできる力を持っている。
例えチューニングをしていなかろうが、リズムがどんどん狂って来ようが、ボーカルの声が聞こえないほど演奏がうるさかろうが、若さですべてを補うことができてしまうのだ。
それぞれの自己主張が激しい演奏がしばらく続いた後のCメロでの急な一体感は鳥肌ものである。
▶ギター歴10年
普通は楽器でもボーカルでも音が外れていると違和感を感じて演奏が止めるか、少なくとも異変を伝えるくらいはするのですが、このバンドは最後まで演奏しきってしまうところがすごいと思いました。
超シンプルなリズム隊といい、チューニングを一度もしたことないと思わせるようなギターといい、無茶苦茶な音程の中で自分のメロディを迷いなく歌うボーカルといい、初心者とは思えない独自の世界を持っているバンドだと思いました。
あるいは初心者というのは嘘で、実験音楽や民俗音楽などを取り入れた実はすごいバンドなのではないかと思わせられるような衝撃的な演奏でした。
▶ボーカル歴13年、ピアノ歴16年
音の交通事故。
しょっぱなから不協和音が目立つが、それが彼らにとっての音楽表現なのだろうか。
音楽の表現は自由だ。我々が茶々を入れる立場ではない事は確かだ。
このグルーブ感はどんなバンドも出せない。
普通なら発表会を辞退するような完成度だが、誰一人臆することなく演奏を楽しんでる。
見てるこっちもつい笑みがこぼれてしまう。
私もバンドを頑張ろうと思ってしまう。
これは認めざるを得ない気がする。
結論:音楽に詳しい人はみんな優しかった。
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